2010/01/31

「iPad」の登場はパソコンを不要にしてしまうのかもしれません・・・



1月27日に発表されたアップルの「iPad」の評価は、日本でも賛否両論のようです。
まだ、日本では3Gのキャリアーについては不明(ドコモがiPad用SIM販売という報道もあり)で、実際の販売価格も正式に発表されていません。
おそらくiPod touchの最近の為替変動による価格変更に伴うとすると、16MBのWiFiモデルで49800円からというのが妥当なところでしょう。
これは、ジョブス氏がプレゼンテーションで「単に性能の低いウィンドウズノート」だと皮肉ったネットブックと競合する価格帯です。
僕自身は、ウィンドウズベースのネットブックを持ち歩くことは絶対にないので「iPad」の登場は、ポータブル機としても多いに「買い」の商品ではあります。

「iPad」に対して否定派の意見としては・・・まず、アメリカ市場での目玉である「電子書籍/iBooks」の機能がないことでしょう。
これは、日本の電子書籍市場というのが確立されていないことが原因なので、アップルだけの問題ではありません。
将来的に書籍、雑誌、漫画も電子書籍として購入できるようにはなるのは時間の問題だとは思いますが、日本がコンテンツ産業において前時代的な体質であることを考えると、年内中に導入されるということは難しいかもしれません。
ただ「Kindle for iPhone」というアプリがすでに存在しており、アメリカから書籍をダウンロード購入することはできるようになっているので「Kindle」のサービスの日本進出次第とも考えられます。
また、去年末からPSP向けには「コミックリーダー」という電子漫画をダウンロード購入する仕組みもスタートしているので、アップル以外からiPad用アプリの「コミックリーダー」という形で電子漫画販売が実現するのかもしれません。

アメリカの「iTune Store」では、テレビ番組や映画を購入できるようになっていますが、これも日本では実現されていません。
日本国内からアメリカの「iTune Store」にも、アクセスできないようになっています。
それ故に、アップルには「AppleTV」という商品がありますが、日本では無用の長物になってしまっているのです。
日本のテレビや映画のコンテンツ配信事業というのが、テレビの機能として取り込まれていくような流れになっているようで、将来的に「iPad」で購入/視聴できるようになるのかは分かりません。
ジョブスが先日のプレゼンテーションのように、ソファに座って「iPad」でテレビ鑑賞というのは、日本ではあり得ない情景になりそうです。
ただ、動画を「iPad」で観ることはできるので、テレビ番組も映画も自ら手数をかけてファイル形式をMP4などに変換すれば良いことではあるのですが・・・使い勝手は非常に面倒ではあります。

その他の否定派の意見としては「カメラがない」「USBポートがない」「電話が出来ない」「Flashをサポートしていない」というのがあるようです。
デジカメの替わりとして画像撮影用にはカメラは不要かもしれませんが、ビデオチャット用の画面側に向いている内蔵カメラがあれば「Skype」とかには便利かもしれません。
画像の取り込みを可能にするリーダーを接続できるDockポートは用意されるようですが、iMacやMacBookProに内蔵されているSDカードリーダーがあったら、デジカメから直接画像を取り込めて使い勝手は良さそうです。
「iPad」での音声通話の必要性というのは僕自身は感じませんが、マイク付きヘッドフォンで電話も出来たら便利と思うユーザーもいるのかもしれません。
「Flash」の非サポートは数多くのサイトが使用しているので、iPhoneに続いてサポートしないというのは理解に苦しむところです。
ジョブス氏がアップル独自技術にこだわるのは分かりますが、ユーザーの利益を考えれば「Flash」のサポートは必須ではないでしょうか?

現状では数々の「非」があることは否定できない「iPad」ではありますが、それでも僕はこのアップルの新しいディバイスが将来的にパソコン(iMac,MacBookなどを含むMac全般)に替わるような気がしてならないのです。
もちろん、動画編集とか、ホームページ作成とか、DTP印刷とか、パソコンでなければならない作業はあるでしょう。
ただ、仕事以外でそのようなタスクを行うことは結構少ないものです。
「iPad」用に用意されたアップルのアプリを使うことで、ウェブ観覧、簡単な画像編集、文書作成、表計算、ブログ更新などはパソコンを必要とするわけではありません。
ノートブックパソコンは勿論、デスクトップパソコンの替わりに「iPad」で殆どのタスクを行い、ポータブルにデータを持ち歩るために「iPhone」や携帯電話という時代になってくるのかもしれません。
そう考えると「iPad」というのはジョブス氏が未来像として考えていたコンスーマー向けの究極のディバイスなのかもしれません。
物理的にはキーボードが存在せず、常時ネット接続ができて、すべてのメディア視聴観覧できるミニマルデザインの画面”だけ”があるという・・・。
先日、購入した「iMac」が、もしかすると僕が購入する「最後のパソコン」と呼ばれるような機器になるのかもしれない・・・そんな事さえ「iPad」の登場で考えてしまうのです。

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